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LION ライオン 25年目のただいまのlilyのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

もっと早くみたかった!!感動した!鳥肌が立った!ひさしぶりに泣いた作品。

一人で、迷子になったら、名前も住んでる場所もうる覚えだったらと想像したら、自分だったら見つけられる自信がない…
治安が悪く、誰を頼っていいか、子供の勘があるのだと思う…

オーストラリアの夫婦の家に行くまで、すごく怖かっただろうと思った。
それでも、自分を信じて進んできたことに感動した。

最後の場面で、母親がサルーと会った時の衝撃を表現した言葉が、そのまま伝わってきて、彼のお兄さんが亡くなった時のことも、すごく衝撃が強くて悲しかった…。こんなにもインドでは行方不明になってる子供がいるのかという社会的な問題も驚いたが、サルーが本当にまっすぐ自分の家を探したこと、彼の母が息子を信じて引っ越さなかったこと、オーストラリアの夫婦に引き取られたことなど、いろいろな選択の結果、再会できたのだと感じた。
現代の発達したインターネットなどのおかげもあるが、記憶を頼りに探すのは並大抵のことではない。

オーストラリアの夫妻の子供への考え方。
子供は産めるけど、養子を取ることを選んだ理由。子供を産んだから幸せになれるわけではないという言葉。子供や養子について、考えさせられる内容だった。

オーストラリアで出会った彼女との信頼関係もすごく印象深かった。
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