2017年劇場観賞30作品目
観終わったあっと、これが実話だという事を忘れてはいけない。と強く思った。
25年を経て生まれ故郷に帰れたという奇跡もそうだけれど、その奇跡の裏側では子供をお金に変える大人、劣悪な環境の孤児院、路上で暮さざるを得ないたくさんの子供たち、汽車にひかれて死んでいった小さな子供がいるということ、またそんな恵まれない孤児を引き取り我が子として育てている人、それをサポートする人がいるという事を目の前に突きつけられた。
私の周りにはもっともっと身近な、地域や日本の中にたくさんの問題が溢れていて、世界の孤児に直接出来る事は少ないけれど、この事実を知ったことで身近な問題に対する見方もまた変わる気がした。
また、主人公を演じた二人（幼少期を演じたサニー・パワール君の全速力と声。大人になってからのデヴ・パテルの憂いのある表情、ぼさぼさヘアー）を観るだけでも大きな価値があった。
