なおみ

LION ライオン 25年目のただいまのなおみのレビュー・感想・評価

4.8
迷子になったわずか5歳の子供を保護出来ないインドって…日本では考えられない事だけど実話なんですよね。実話じゃなかったら、映画だからね〜って思ってしまいそうな展開に、前半はハラハラドキドキ、後半はひたすら感動です。
サルー少年を演じたサニー・パワールくんがとにかく可愛くて、圧倒的な演技力、存在感に魅入ってしまいました。迷子になって街中を走り回るシーンには胸が締め付けられます。ニコール・キッドマン演じる養母の無償の愛…養子を迎えた理由にはただただ驚くばかり。「立派になったあなたをお母さんに会わせてあげたい」というセリフ、サルーを包み込む愛情溢れる言葉に心打たれます。
題名や予告映像でラストはわかりきっていながら、本人の映像、LIONの意味、そしてグドゥ (きっといなくなった弟を必死に探していたんでしょうね) 涙が止まりません。さらにエンドロールの後の兄とのシーンで涙腺大崩壊。
家族への愛、想いが詰まった本当に素晴らしい作品でした。
なおみ

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