タイトルの意味を知って更に泣ける映画。
それこそ「奇跡のノンフィクション」。感動です。
孤児や人身売買など、サルーが生まれ育った地域や国の抱える問題にも触れながら、兄や母とはぐれた過去を背負って養子になった葛藤も丁寧に描いている。
それだけに、それぞれのシーンやそれぞれが抱える思いを知ってハッとする事が多く、一個人として考えさせられた。
またインドやオーストラリアの風景も魅入るほど綺麗で自然。
「盛りすぎない」のがストーリーのリアルさにマッチしていると感じた。
にしても、サニー・パワールが可愛すぎる。この映画でデビューしたとは思えない自然さ。素晴らしい。もちろんルーニー・マーラーも負けじと可愛い。
あとデヴ・パテルの優しさとワイルドさを持ち合わせた演技や表情も素敵。
キャスティングも魅力の良い映画でした。