少年時代の描写が本当にいい。
インドでは毎年行く行方不明になる子供が8万人もいることが衝撃だった。
改めて、自分のいる日本のことしか知らない、それすらも曖昧だなと思った。
もっと世界にはいろんなことが起こってるんだなと感じさせてくれるし、そういう外の世界をなんだかフィクションのように感じてしまっている自分は危ないなと思った。
オーストラリアの母の言う、世界にはたくさんの人がいるのだから、新しい命を授かるのではなく、そこで貧しい生活をしている子供たちを引き取る、という考え方。
養子という、本当に難しい関係性と進んで向き合っていく強さ、しっかりと社会を見つめてる強さが素晴らしいなと思った。