本当にあった、そう遠くない、どちらかといえばかなり最近のお話。
少年の純粋な瞳と、兄を何度も呼ぶ声が、見終えた後もしばらく離れませんでした。
インターネットの普及から始まって、ここ10年くらいのすさまじいIT技術の進歩で、こういう奇跡が起こることも増えるんじゃないかな。
ドキュメンタリーでも語られていたけれど、映画の中盤、サルーの心情にフォーカスを当てたシーンが特によかったです。
何不自由ない幸せな暮らしと、自分の本当の家族と故郷への思いの間で揺れる主人公の葛藤がひしひしと伝わってきて、切なくなりました。
あんなに良いご両親に引き取られたら、記憶も曖昧な家族に思いをはせる事すら、罪悪感感じちゃうだろなぁ。。
ラストシーンで実在の彼らの写真を流してくれたのがすごく良かった!再現度すばらしいです。