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LION ライオン 25年目のただいまのwarderbrothersのレビュー・感想・評価

4.5
ー感想ー
めちゃくちゃ泣いてしまったー。それも清々しい涙、心が浄化されました☺️
ただのお涙ちょうだい映画で終わることなく、一貫したメッセージが込められている点が最も評価できます。

何故これほどまで優れた作品がアカデミー賞で1部門も取れなかったんだ!?と疑問に思いましたが、これは「ララランド」の年ですね。それだったら仕方がない。”サルー”の人生が幸運に満ちていただけに、今回くらい運が悪くてもいいよね。うん。



ー考察ー
「運に恵まれたサルー」
こんなことを言うのは私らしくないのですが、サルーは迷子になってからずっと兄のグドゥに見守られていたんだと思うんです。ずっと見えない力兄に支えられていたんだと思うんです。そうでないと説明できないくらいに運に恵まれたサルーの人生。まず初めに駅の近くにいるホームレスの子供達が大人にさらわれますが、サルー1人だけさらわれなかった。次に怪しい女性と男性に匿ってもらった際に何故かサルーが怪しさを察して逃走。次にスプーンのおかげで保護されたあとにオーストラリアの素晴らしい夫婦に招かれ、新しい家族ができる。そして最後には母との奇跡の再会を果たす。
こんな奇跡×奇跡×奇跡×奇跡=「奇跡の4乗」のような話信じられますか?
奇跡の確率を10000分の1だとするとそれの4乗なので10000000000000000000分の1の確率のようなものです。(信憑性の無い計算です。笑)
サルーとはぐれた直後命を落とした兄グドゥが天から見守ってくれていた。そう考えると涙がもう止まらなかったよ、、、
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