このレビューはネタバレを含みます
インドの少年サルーが兄とはぐれてしまったことをきっかけにオーストラリアの夫婦に養子として引き取られ、25年後に生みの母親と感動的な再会を果たすという実話をベースにした映画。
キャストの演技とインド、オーストリアを対比するような演出はグッときます。
優しく家に招き入れジュースを差し出してきた女と神様と勘違いするほど清潔感がある男に対して危機感を覚えて逃げ出すシーンは子供なりの違和感を正確に表現していり不安が伝わってくる。他人種の子供を引き取り育てる母親の強さや葛藤を表現するニコールキッドマンの演技は素晴らしいと思った。
しかし実話を映画にする難しさなのか後半がやや駆け足にみえて勿体無く感じた。
大きなきっかけもなく故郷の幻覚を見始めたり、本筋にはほぼ関係ない彼女との関係(ルーニーマーラである意味は？？)
などラストは感動したもののちょっと強引かなと。。。
まあ色々と愚痴はあるけれど深く考えずに感動する映画をみたい時にはオススメな作品
