この前見た「来る」からのオススメで見てみた映画
19歳のジェイは最近付き合い始めた彼氏と初めての一夜をともにする。
しかしジェイはそのまま彼に車椅子に拘束され、彼と一緒にそれを目撃する。
それはSexをすることで伝染する。
それは伝染した者にしか見えない。
それは色んな人物の姿で追いかけてくる。
それはどこにいても追いかけてくる。
それは必ず歩いて追ってくる。
それは最後にSexをした者を追いかける。
それに追いつかれると死んでしまう。
追われていた人が死ぬとその前の対象に戻ってくる。
…と言うホラー映画。
まず発想が秀逸。
そして常に追われていると言う緊張感と恐怖。
「来る」よりも断然正統派なホラーで怖さもこっちの方があったと思う。
ただ…面白さで言ったら「来る」の方が面白かったかな。
ルール設定の発想と19歳って言う主人公の年齢設定に絶妙なセンスを感じますね。
そのぶんルールがしっかりしているからこそ、矛盾点も気になるところ…
「それ」が追いかけてる対象が死ぬとその前の対象に遡ってまた追いかけるわけだけど、そうやって遡って行ったらいつかは遡れなくなるところまで行くわけだけど、その矛盾って「それ」の存在理由の根幹の矛盾になるからね。
あとはラストも「そこで切るの?!」って思うところだったし…
「あとはご想像にお任せします」みたいな感じで……ね。
テーマとしては「性」を上手いことホラーに落とし込んでいて、考えさせられることもあるし、そこも秀逸だとは思うんだけど……だけど…って感じでした。
