タランティーノ絶賛という惹句、志村うしろうしろ系ホラーというレビュー読んで、
新作にも拘わらず借りてみたのだが、はたして。
結果、
音楽もジョンカーペンターみたいで良かった。
ところどころナイトライダーのテーマ曲みたいだったりご愛嬌。
完全にティーンムービーの範疇に入る、アート系ホラー作品でしたね。
ヤングアダルトUSA本に言及されていてもおかしくない内容。
そのテーマはイノセントが失われる恐怖、
というとオーバーだが、
かなりセクシャルな欲望と絡み合った大人になる不安感が張り付いてる感じだろうか。
全く故意に大人が登場しない （登場してもそれは化け物だったり）
させない演出がイノセントなティーンムービー的志を感じる。
結構な傑作ですよ。
タランティーノ絶賛もあながちハズレではなかった。
しかもJホラーの影響モロ。特に黒沢清の「キュア」とか「回路」。
監督はデヴィッド・ロバート・ミッチェル、覚えとかない。
追記)
セリフにエイトマイル通りってあるけど、舞台がデトロイト？
そして主人公ジェイがエミネム映画「8マイル」のヒロイン、ブリタニー・マーフィー似。
デトロイトといえば経済破綻したばかりだけど、
滅びつつあるサバービアな若者たちの記録作品としても美しい撮影共々要注目。
