変わりゆく時代、国家の流れ。
変わらないのは ~ 家族への、友への、故郷への ~ 普遍の想いの筈。
それが残念ながら ~ 疎通を欠いたり、一方通行だったり、喪失で終わったり。
そっちの方が圧倒的なのが現実。
昨今の急激な価値観の変貌はそれに拍車掛けてるかもしれない。
ならば人は何を想って、その先を生きていくのか。
そこですよね。
追憶とか、郷愁とか。
劇中3度流れたサリー・イップの「珍重」は"別れ"と"想い"を綴った唄
鑑賞後、その唄の様な静謐な感動に溢れていた。
「叙情詩」の様な作品と云う評価は成程だと思う。
兎に角、素晴らしいの一言しかない。