気持ちを知らない、どんな人か知らない2人同士の一方通行な恋が時系列をずらしながら描かれていく。
会話のテンポや間が自分の好きな雰囲気だった。
国民性の違いや、人と人との性格の違いが顕著に表れていた。
大きく、韓国人は素直で正直に伝える、日本人は気持ちを遠回しに伝えるし伝えるのに時間がかかるという部分は納得はできたけど国民として分けるのは、どうかなとも感じてしまった。
でもそれぞれが抱える繊細な気持ちや、人それぞれの意見の違いを会話や表情の中で見せていく、事件をきっかけに荒んでしまった心が治っていくプロセスは見事。
時系列をずらすことによって知らない、2人が与えた影響や、縁のようなものを強く感じた。
人が人を好きになると狂ってしまうような部分も静かながらに感じられるのも、恋愛を描く上でのうまさなのだとも思う。
