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女虐のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

女虐(1996年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

90年代にありがちだったいわゆるピンク映画としてエスエムの延長線上に作られたスプラッターホラー。普通にマザコン高校生サイコパス主人公の残酷ホラーかと思ったら。サイバーパンクsf風味が強く。過度な鎮痛が極度な退屈に更にはそれが快楽探求に直結。ってな観念性なパゾリーニ哲学状設定。低予算特撮風味もエラク気に入ってしまった。曲も下手な安っぽいバッハのゴルトベルクだし。でも。なんといっても。主人公で犯人とおもわれた高校生はフランケンシュタイン博士で。真犯人であるフランケンシュタインの怪物がもうひとりいたというミステリー仕掛け。の面白さ。ナント脳味噌が快楽物質漬けバシャバシャのこれぞ究極の快楽殺人鬼。ラストのトートツなジェノサイドカットとか滅亡ゾンビ系映画と観ればカナリ貴重な作品。
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