藤原聡紳

ザ・ヴェンジェンスの藤原聡紳のレビュー・感想・評価

ザ・ヴェンジェンス(2014年製作の映画)
3.5
タイ映画。うん、タイ映画以外のなにものでもない。
超絶素晴らしい格闘技アクションと長回し。これがやりたかったとばかりの足元カメラシーンや冒頭サッカーシーン。ガチで格闘アクション動ける悪役女優という超貴重人材。
>>ここまでいいところ>>
家族愛を生のまま顔面にぶつけたような、異文化で納得せざるをえない演技。挑戦してみたけどまったくなっちゃない銃撃戦(最低限主人公の銃口はちゃんと敵に向けてくれる!?)。内臓抉られてなぜか生きてる兄。
>>ここまで許容範囲>>
脈絡カットしすぎて意味不明になったストーリー。何が動機かわからない主人公たち。何が動機かわからない悪役。何で助けるのかわからないヒロイン。

タイ映画ニュービーの俺は、長所部分だけで十分たのしめたのでそこそこ評価だが、タイ映画ガチ勢の同時視聴友人は「こんなの見せてゴメン」とまで言っていた。アクション部分をふーん程度に感じてしまうかどうかが分水嶺か。

なんでこんな映画になったかというと、やっぱりアクションが魅力ってことを教科書通りに取り過ぎて、説明部分を全てカットしたのがダメなんだろうね。退屈な説明をいれたくないならないで、説明不要なストーリーにしとかないといけない。両親のくだりとかいらねーから。
藤原聡紳

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