このレビューはネタバレを含みます
●吹替版
味方が敵になるというかなり苦手な始まり方。しかも寝返ったのはドミニク。
開幕ホブスが捕まった。だが、敵の敵は味方理論でデッカード・ショウと一緒に仲良く脱獄。脱獄を行なっている間の戦闘シーンは、ドウェインジョンソンの体躯の良さを目立たせる。
デッカードは以前ハンを殺したこともあったが、意外と憎めない奴で、共闘する展開からは完全に好印象にひっくり返っていた。それだけに、ドミニクに殺されたと思われた時は意外なあっけなさから、私はそれなりにショックを受けた。しかし、作品の終盤サイファーとの決戦で弟のオーウェンと共に復活。その復活の裏には、ドミニクの持つ信条により、序盤のカーレースの対戦相手として絆を得たラルドの活躍もあった。
ここからはデッカードの評価は右肩上がり。ドムの息子に対して話しかける姿は母親譲りの可愛らしさが伺える。
戦闘の終盤。ドムが潜水艦の爆発に巻き込まれそうな時、ファミリー全員が車で囲い、ドムを守った。しかし、少し悲しい話にはなるが、やはりブライアンがいないのはどうしても物足りない。ドミニクとブライアン二人の会話を望んでしまう。
しかし、エンドロール直前では、幾人かメンツが変わったファミリー達が食卓を囲む中、もう一人のブライアンが誕生した。
