Akiyoshi

ワイルド・スピード ICE BREAKのAkiyoshiのレビュー・感想・評価

3.8
映画界最強のモンスターライドに乗り遅れるな!

月末×華金×プレミアムフライデーにレイトショーでハチャメチャカーアクションシリーズ最新作をキメてきました。

あ〜もうメチャクチャだなぁ!!!
っていうアクションがたまらない。
内容はハゲがハゲと組んでハゲと戦う映画なんでハゲばっかですよ。ムッキムキのね。ステイサムのアクションのキレは抜群で笑いの嵐だった。

「ファミリーだ」とか言いまくってるシリーズですけど、今回はマジでファミリーの話でした。世の中、フィクションの中にも様々な家族がいますね〜。

ブライアンが去って最初の作品となったアイスブレイク。今回はドミニクがファミリーを裏切るという衝撃的なエピソードを軸にした。私たちからしたら、ドミニクが裏切るなんてねぇというのは重々承知である。しかし、そんな「分かっている内容」などはワイスピシリーズに関係ない。ぶっ飛んだアクションと家族ドラマが期待を超越するのだ。

ファミリーの絆というワイスピの支柱を破壊するような内容は大胆で、しかも破壊するのは大黒柱であるドミニクである。善人なのか、悪人なのか。誰が敵なのかという境界線を絶妙なバランスで保ち、昨日の敵は今日の友という少年ジャンプ的な展開が相変わらずホットだった。

ドアタマとラストが凄まじいのもあってか中盤は正直失速気味に感じた。最初と最後が良すぎたというのもあった。

それにやはりやはりだ。
ブライアンの存在は大きかった。
私が観たかったのはブライアンのワイスピであり、それはもうどうしよもない喪失感に繋がる。前作のスカイミッションが如何にしてワイスピファンが作り上げた大傑作であったかということを本作品を観て改めて確信した。

ブライアンの穴を埋めてくれる存在を求めていた自分が憎いという面もあってか、最後まで彼の面影を探し続けていた。「FOR PAUL」という想いが私から消えることはない。だからこそ、ワイスピシリーズ残り2作への期待も忘れない。物語を作るのは私たちワイスピファミリーなのだから…。
Akiyoshi

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