ダイセロス森本

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバーのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

4.5
まあパッケージから想像する通りのアホさなのだが最後はストレートに幸せになってくれるので感動する。こういう映画なのにこういう映画以上の結末に持って行ってくれるので素敵。コメディでファンタジーでヒューマンドラマである。

お目当ては50/50のコンビだったのだが、これトリオのほうが面白い。またジョセフくんがなんだか可哀想な役柄を演じてくれるのだが、本当にそういう悲しい役が似合う。そして相変わらず大はしゃぎなセスくんが可愛い。超ヤク中。(クリスマスだけ!)
アンソニーくんはアメフト選手になったけど省かれている可哀想な人で、またこれも良い。自分がここにいるべきじゃないんだと薄々気付きながらも、有名になっているし、自分は伝説になれると信じている少年である。

ジョセフくんが両親を事故で亡くしたクリスマスから十数年、毎年一緒にバカ騒ぎをするクリスマス・トリオ。しかしそんなバカ騒ぎも、今年で最後にしようと決めていた…。
なんとセスくんは子供ができるし、アンソニーくんは選手で練習が忙しいし。まだ精神的に両親の死を引きずり、彼女にも振られてしまいやることのないジョセフくんだけが、今回最後であるクリスマス騒ぎを悲しく思っていた…。

レッドチケットで入ったパーティー、そんなにいつもと変わらないんだけど!特別感ある入り口は好き。コンビニの冷蔵庫。

バカ騒ぎなのにしっかりしている、人間的にも皆成長するクリスマス。隠れた名(迷)作!