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悪意の眼のreinaのレビュー・感想・評価

悪意の眼(1962年製作の映画)
3.7
なんとも鼻につく男性作家による信頼できない語り。馴染めないドイツの田舎でブルジョワ夫婦に入り込む。外部からどこかを覗き込む。常にどこかを覗き、そこへ入り込もうと努力する。しかし、入り込もうとすればするほど自己の異質性が浮き彫りになるかのようだった。憧れの誰かになろうとすればするほど目を背けたい自己のアイデンティティも見えてくるのかもしれない。
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