これがダリオ・アルジェント初監督作か!すでにアルジェント色全開!この監督はやりたいことがとても明確だと感じる。
冒頭の重要なシーンから美しさとミステリアスな雰囲気全開で思わずうっとりしてしまった。ベ>>続きを読む
ちょっとこの映画にチャンネリングするのに時間が掛かってしまったし、今の私にはよく分からなかった。
「愛してる」という言葉が実体を持つまでの映画だったのかな?
なんだかアメコミっぽい(バットマンならぬクロウマン?)雰囲気だなあと思ったらコミックが原作の映画だった。観た後に撮影中に主演俳優が事故死したと読んで結構ショックを受けてしまった。
私はあまり漫画を読>>続きを読む
とても恐ろし過ぎて震え上がってしまった。恐ろし過ぎて身動きが取れなくなるかのようだった。でもその恐怖は映画の中だけに留まるものではなくて今この瞬間までも地続きのものである。この凄まじい熱量の映画に一体>>続きを読む
貧しい女がひょんなことから出会った男と擬装結婚するというシンプルな筋書き。タイトルの『第七天国』というのは男の住む7階のアパルトマンの部屋のことらしい。見事な螺旋階段がついている。
その場を乗り切る>>続きを読む
7時間18分観切ったという達成感。
秩序と自由?自由と秩序?
今までにタル・ベーラの作品は2作品観ていてなんだかダンスが唯一の希望の暗いタールの入ったコーヒーみたいな映画を撮るのかなと思っていた。>>続きを読む
小さい頃毎年この時期になるとディズニーチャンネルで観ていた作品。13歳になるまでに私も魔女のトレーニングを始めないと大変なことになるのだと思い込み、13歳になった後も何も起きなかったため非常に慌てた記>>続きを読む
“愛”ってこんなものじゃない?
最近のスリラージャンルのカルト映画としての座を得つつあるこの作品だけど、全然真新しさも無く平凡。血まみれになるシーンは迫力あるけど全編大した話じゃないじゃん。従属や暴>>続きを読む
何年も後回しにしてたこの作品。メインの魔女役のビジュアルと演技が光っていた。だけど、ストーリーは結構平凡でつまらない。ハロウィーンのクラシック映画らしいと言えば聞こえはいい。映像にも特に面白さは感じら>>続きを読む
なんてキャンプでサイコーの世界!フランクリンの出立ちのパワフルさ。個性豊かなしもべ達。音楽が興奮をより強くする。カップルが雨の中道に迷いとある屋敷に助けを求めるなんて最高の物語が始まる予感がする。屋敷>>続きを読む
プラハのユダヤ人ゲットーでラビは星占いで災難を予知する。ユダヤ人を守るために粘土人形ゴーレムを作り出す。呪文を吹き込み命を得たゴーレムが動き出す。「巨人ゴーレム」と言うがさほど大きくはない。ぎこちない>>続きを読む
エジソン社が1910年に製作した『フランケンシュタイン』。原作のエンドからガラッと変更しコンパクトにしたわずか16分の作品。エンドは全然違うけれど原作の要素はきちんと踏まえた終わり方。映画の黎明期に作>>続きを読む
静かな映画だけど心のざわめきを強く感じた。でもそのざわめきも僅かにしか表現しないささやかな映画。人物の心の動く様子を観察しているような気がした。ただ、あらすじや予告編から推測できる範疇でちょっとありき>>続きを読む
いわゆるバリキャリの女性の様子を描きたかったのだろうけど、彼女が街に登場する度に当時での“今っぽい”“都会的”音楽が使われていて非常にダサい。しかも1、2回なら分かるけど毎回やられたらもう嫌になってく>>続きを読む
寓話的作品、古く見えたけど意外と新しく1983年で驚く。主人公のエヴァと老年のエヴァが似過ぎていてこれまたびっくり。
とにかく音がいい。音がいい。映像も面白いけど視覚より聴覚に意識がいく映画もなかなか珍しいと思う。
メアリーとヘンリーの子どもがとてもうまく作られていてまるで本物の生き物のようだった。あの時代の作品で>>続きを読む
居眠りしている間に主人公が酷い目に遭っていました。画材と一緒に閉じ込めて無理やり絵を描かせるなんてひどいね。
またちゃんと観直したい。
うーんちょっとどの作品も安っぽい感じがした... cheesyという形容詞がピッタリな気がする。モノクロで物語が始まり重要なポイントでカラーに変わるという手法を3作連続で観るのはちょっと厳しい。元々そ>>続きを読む
踊りを、足を、止めたら現実に引き戻されてしまう気がする。止まらない、止められない。この熱気が冷めてしまうことが怖い。
どの構図もすごく決まっていてかっこよかった。アラヴェルディの祭がどんなものか分か>>続きを読む
一作目と比べてCGも構図も色彩バランスも全てがブラッシュアップされた二作目。一作目の荒削り感もある意味味があって良かったけど。映画自体のクオリティだけでなく、内容としても前作はあくまでも導入で今作がバ>>続きを読む
これが噂のバーフバリ... 2015年の作品の割にはCGが粗めだったり、走り気味のカットだったりとなかなか大味な仕上がり。「(正直そこまで熱狂するほどの作品なのかな...?)」と思いつつ観ていく。“運>>続きを読む
ちょっとハイレベルおもしろホラー映画だった笑
なんか役者がカメラにぶつかったりスタッフモロ写しとかメタな表現もあるし、1年前に出たばかりの『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999)のパロディシー>>続きを読む
開始してすぐに「なんとなくこんな感じの筋かな?」という予想がついたが、なんとそのエンドまでの道のりは永遠かのように思われるほどだった。硬い座席に座った私のお尻の痛みが限界に達するのが先か?そのエンドを>>続きを読む
あまりこのようなコミカルな映画を観て来なかったけど、愉快で楽しい映画だった。きっとその背景には多くの苦労や逃避願望などが隠れているかもしれない。
木でできた小屋のような納屋のような家もあればジョージ>>続きを読む
大学生の頃から気になっていた作品をやっと観ました。裸の二人が手話で話しているあのショットが印象的な作品。ウクライナ手話はもちろん分からないけど話を追っていくことに特に問題はない。手話が分からなくてもあ>>続きを読む
安部公房がシンセサイザーでどんな音を作るのか気になって観に行った作品。作品自体の内容は私にはちょっと難しくて分かりにくかったが、どうやら「人間」らしい人はあまり出てこない作品らしい。見た目もさまざまな>>続きを読む
ボクサーのひとり芝居30分。この短い時間に人生の葛藤が凝縮されている。ひとり芝居だけど物足りなさは全く感じず井川の表現力を感じる。孤独な闘いのボクシング選手の苦悩。まるで彼が鏡に向かって練習をしている>>続きを読む
疲れて果てて綿になってしまった母。糸になった母は老婆に編まれてジャケツになるが、貧しい労働者たちにはジャケツを買うお金なんかなく買い手はつかない。鼠の手により赤く染まるジャケツ。
貧しい労働者の苦し>>続きを読む
人間の所在の曖昧さに居場所を与えるものは何か?自分は今なぜここにいるのか?自分がいるべき場所はここなのだろうか?なんだか宙に浮かんでいるような気がしてくる。私はどこにでも行けるがどこにも行けないような>>続きを読む
男と子どもが息をひそめて夜逃げをする。九州で炭鉱夫としてあちこちを転々として働いているらしい男とそのまだ小さい息子。過酷な労働環境で仕事はきつい。ある晩、仕事仲間が「来世では何になりたい?」と男に訊ね>>続きを読む
バルトシュ・ビィエレニアの演技が見たくて。彼って精神的に不安定な役柄が多いし、いつもボコボコにされているような...?彼の演技は相変わらず良い、この90分と短い映画でもセバスティアンというキャラクター>>続きを読む
どうやら余命が近いらしい母。身近な人の苦しみや死の足音を近くでまじまじと見つめるのは辛い、向き合いたくなくて思わず目を背けてしまう。現実や真実と向き合うことってしんどい。
「早く終わってほしい」とい>>続きを読む
“些細な”こと?そんなことも分からないくせに。目の前にずっとあることと真剣に向き合わないとあらゆることを見落としてしまう。約100分の間ポールはなんでこんな明らかなことも見えず分からないんだと苛立った>>続きを読む
Netflixオリジナルシリーズの『1983』(2019)にちょっと出ていたバルトシュ・ビィエレニア主演の今作。ずっと観たかったけれど観れずやっと観ました。彼のすごく繊細な表情の機微の演技好きなのよね>>続きを読む
地方で暮らす若者のリアルな生活の様子。彼らには田舎の風景など目に映らず、暮らしの拠点はカフェの中や家の中などの屋内。雪とイオンしかない田舎出身の私としてはすごく納得がいった。外の田舎の景色など私達に何>>続きを読む