おいしい食卓のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

森の奥深くにある洋館に住むとある家族のもとを訪れた、腹部に深い傷を負った男に迫りくる恐怖を描いたスプラッター・ホラー作品とのことだったのだが、冒頭からツッコミどころ満載で、開始1分も経たずとも、本作は"B級ホラー"であると、認識ではなく、認定してしまいましたね。鞄一杯に詰め込まれた大金を引きずりながら歩いている深海が腹部に傷を負っているのはわかるが、どう考えても鞄から落ちた札束にあれ程までに都合よく血は付かないですし、都合よく一枚の紙幣だけ葉の上に置いてあるのは不自然すぎるかと。そしてお世辞でも上手とはいえないキャスト陣の演技で迎えられた本編では、不自然な方向に転がるボール、大金より色恋に走る深海、セキュリティの甘い遺品部屋、切開した腹部からの出血はなく、それなのに何故か吐血する深海などなど。もう理解に苦しむものばかりが映し出されるので全く面白くありません。そもそもの話をしてしまえば、大金の出所や深海という人物を掘り下げたエピソードすらない。"B級作品"としてでも観る価値はないに等しいのでは。