ルネ

二重生活のルネのネタバレレビュー・内容・結末

二重生活(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2016年。 監督は岸善幸。 原作は小池真理子の同名小説。

哲学科の大学院生(門脇麦)が卒論のために近所の既婚男性(長谷川博己)
を尾行する事になり、結構めんどくさい事になったり、自分の人生について考えたりする物語。

なんで哲学科の卒論で尾行なんだろうと疑問に思いつつ、下世話ながらやっぱり人の生活を覗き見るストーリーにワクワクしてしまう。 昼ドラかレディコミみたいな展開なのだが、セクシャルなのでドキドキしました。 それと並行して描かれる哲学科の教授(リリー・フランキー)の暗い生き様も、中々味わい深い。

小奇麗で知的なサラリーマンかと思ったら、意外とオラオラしてる長谷川博己が放つセリフも身勝手ながら中々良かったし、主人公が語る過去と人生についての考察にも深く納得しました。

ちょっと地味だけど、人生の意味的な内容が好きな人は楽しめるんじゃないかと思います。
ルネ

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