jejua

二重生活のjejuaのレビュー・感想・評価

二重生活(2016年製作の映画)
1.8
長谷川博己演じる編集者のセリフに
「陳腐だなぁ。おまえ」というのがあるけれどまさにこの映画の感想がそんな感じだった。

とても評価が高いのだけど私は最後まで感情移入出来ず…
人が持つ秘密や知られたくない顔や孤独を伝えているのかもしれないけれどそんなストーリーは掃いて捨てるほどあるし
何が気になったってこの大学院生は何で生活してるのか。バイトもしてないし。
もしか母親の仕送りで生活してるとしたらなんとも親としたら嘆かわしいんじゃないかって。
主人公が生きていく為に必死に働いていたとしたらもっと大事な物を見つけていたかもしれない。

独特の雰囲気を醸し出そうとしてるだけの陳腐な映画を久々に見てちょっとストレスになった。

ただ一つ小劇場の舞台を終えた女優が自転車に乗ろうとした時、ベビーカーを押して歩く母親を見つめるシーンが印象に残って切なかった。
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