どの作品も尾行してる時って緊迫感ある。
でも、この作品で重要なのは"目的のない尾行"だから従来のものとは違ったドキドキ感があった。
門脇麦演じる珠にイライラする場面あり。
なんとなく生きてきたからこそ、今ある幸せが崩れる音が聞こえてもどっかでなんとかなるでしょ。と後回しにしてしまった。
そこは粘ろうよ!とかいや怒っていいよ!ともどかしくてしゃーなかった。
珠のラストの描写として、誰にでもあるような心の穴を受けいれた事で少し心理的成長を遂げたのかな。すぐにはうまく向き合えなくても。
長谷川博巳演じる男の責任転嫁にもムッとした。
きっと誰かのせいにでもしないと耐えられなかったのだろうけど。冷静なのに静かなる必死さと脅迫するような表情がすごい。
門脇麦のホテルでの語りと最後の微笑が印象的でした。