ちはな

最愛の子のちはなのレビュー・感想・評価

最愛の子(2014年製作の映画)
3.5
一番の被害者は子供な訳ですが・・・
大人に振り回され 慣れない環境に置かれなければならない兄妹
安住の地は いったい何処なのか?

実話をもとにのお話で 誘拐された子供をめぐり 生みの親・育ての親の苦悩
本当の両親(この場合 離婚しているのだが)の悲痛な思いは分かりやすいと思うが 加害者側扱いとなってしまった育ての母(実行犯は夫)の苦悩が切ない

子供に代替品はない
血の繋がりが全てではないし どれ程の愛情を注げば絆がうまれるのか?

子供を誘拐された親が たくさん出てくるのだが 一人っ子政策もあり
次の子を持つというのも苦渋の選択となる

結婚して子供を持って手を繋いで一緒に歩く
そんな普通の事が当たり前ではないこの作品
そう考えると 今の自分がどれだけ幸せかと思えた
ちはな

ちはな