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最愛の子の犬のレビュー・感想・評価

最愛の子(2014年製作の映画)
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凄まじい、やられた、ナーメテーター。息子が誘拐されてから二転三転する物語がことごとく胸に刺さる。と同時に、中国ではこれが現実で起こっていたのかと愕然した。

産みの親と、育ての親。どちらも子どもに対する愛情の大きさは変わらなくて、善悪つけることもできない。父親が見上げた先の無数に絡み合う電線はまさに中国の社会問題を比喩していたのだろうか。

特に素晴らしいのは、女優のヴィッキーチャオ。この人は本当に上手かった。『博士と彼女のセオリー』のエディレッドメインぶりに「あ、この人は凄い」って無心で感じた。検索したら、実際はものすごく可愛くて美人。どこかで見たことある気がすると思ったら、『少林サッカー』の女坊主キーパーだったから更に衝撃。
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