思春期の少女の繊細な気持ちが載っていました。男性監督とは思えないなめらかな作品。
中学生の妹がイジメが原因で自殺した後、家族や周囲の人との事実のカケラを合わせていく。
加害者を単なる悪として取り上げるという流れではなく、コミュニティの構造(加害者や見て見ぬフリ)、家族など、複雑な人間関係とそれぞれの小さな出来事において視聴者に疑問を呈するような流れが良い。
首謀者的存在の女の子の背景や、登場人物の気持ちが細かく丁寧に、リアルに描かれていました。
『わたしたち』と似ている印象。
優しくなりたいと思うような作品。
