優しい嘘の作品情報・感想・評価・動画配信

「優しい嘘」に投稿された感想・評価

失ってから分かる妹の優しさと強さ。それに救われる残された家族。

台湾や日本同様、韓国も含めたアジア圏が作るイジメを題材とした映画はやはりレベルが高い。

シングルマザーと反抗期の姉、そして母親・姉に対して家事もする優しい妹チョンジ。しかしそんなチョンジが突然自殺する。妹の死から頑張って立ち直ろうとする残された母と姉。しかし徐々に明かされる妹の自殺理由に…。

『神と共に』『無垢なる証人』のキム・ヒャンギの存在感はやはり素晴らしい。彼女の言葉、彼女の涙、彼女の笑顔が、本作の評価を底上げしている。
またコ・アソンやチョン・ウヒといった人気実力を兼ね備えた若手女優も出演。そして謎の隣人にロン毛のユ・アインが(笑)

世界トップレベルの自殺率の韓国。題材はイジメといった重いものとなっているが、ユ・アインの存在含め、意外と笑える場面もあったので、ずっと重苦しい感じではない。


米津玄師の「lemon」が合いそうな映画。

このレビューはネタバレを含みます

『点描のように薄く切り取られた瞬間はいとも簡単にモノクロの遺灰に変わる。』

それなのに思い出の中では現実より遥かに鮮やかで美しく、繊細に見えてしまうのはとても皮肉だ。

どんな理由があろうと人を死にまで追い込んだ人間は救われるべくもない。
劇中でチョンジの母親が言っていたように『謝罪を受け入れたら赦さなければならなくなる』
そうしたら逆に自分が赦されないと思い込んでしまう。

結局チョンジは誰に何を遺したかったのだろう?
人を赦す勇気と優しさがあれば様々な環境に抗って生き続けることもできたんじゃないだろうか?
とても鬱の人の行動とは思えない。

人は幸福だったことより不幸だったことの方を強く印象に残しがちと言うけれども、もしかしたらチョンジは自分の死をどんな幸福な思い出より鮮明にみんなの心の中生き続けたかったのだろうか?
生きることが辛くなった時、自分の事を思い出して欲しい。
『ありがとう。乗り越えてくれて。』と。
一見優しさとも捉えられるこの出来事を逆に穿った見方をするとタイトルの『優しい嘘』に意味が出てくる。

チョンジは自殺の直前に姉からの着信を無視するが、みんなにメッセージを送り自殺の覚悟を決めるもっと前に優しく手を差し伸べる人がいたならエンディングのような幸せな日常になったのかもしれない。

手のかからないいい子がいい子で居続ける理由も理解してあげなければいけない。
y

yの感想・評価

-

チョンジの名前が出てくるだけで
涙が止まらんなる


遺書ではなく、感謝の言葉を綴った手紙を5枚だけ残して逝ってしまった彼女...


どんなに辛かったかは本人にしかわからん。
人の為を思って自分を犠牲にしたのかもしれない。
何をどお考えても答えはない。
残された家族は一生後悔をし続け生きる。


どの台詞もどのシーンも胸に重く突きささる。

やっぱり命を絶つのはよくないよ!!
いや、自殺をするその勇気はスゴイと思うの!!
自分でこの人生を終わらすって行動、私には怖くてできない絶対に!
でも、そんな勇気があるなら他の事に目を向けれれば良かったのにな...と、そんなニュースを見るたび思う所存でございます。
誰やねん!!笑


今の韓国を物語ってるようで。
yas9

yas9の感想・評価

4.5
それがどんなに優しさからのものだとしても、とにかく生きて欲しいと思う。

7/2020
てるる

てるるの感想・評価

3.9
無垢なる証人の監督作。
しかもキム・ヒャンギも出てる!

いじめが原因で自殺したチョンジ。
チョンジの姉と母、いじめっ子やクラスメイト達。
残された者たちが、チョンジに何があったのかを文字通り紐解いていくストーリー。
家族すら知らなかった素顔も明らかに。

重そうなテーマだけど重くない。
なんだろう、この不思議な感覚。
母と姉が、「何故気付いてやれなかったのか」という後悔を抱えつつも、娘の分、妹の分まで生きようという前向きさがあるからかな。

あとロン毛のアジョシとか変な謎キャラがいたりするおかげでもあるw

とはいえ最後はやっぱ号泣(꒦ິ⌑꒦ີ)
チョンジ何で死んじゃったんだよ!生きてて欲しかったよ!生きてこそだよ!という気持ちでいっぱい。
キム・ヒャンギの笑顔が眩しすぎるよ。

ちょっと「聲の形」みたいな部分もあったりして、そこも切ない。
ラストの姉の決断は素晴らしすぎるし、お母さんとのやり取りにほっこりさせられた。

想像してたのとは違ったけど、これはこれで好きだった。
ただ、タイトルと内容が合ってない気がする。

そして何といってもキム・ヒャンギ。
無垢なる証人といい、この映画といい、もうすっかりヒャンギファンですw
ホント可愛い。
シルク

シルクの感想・評価

3.9

イジメに合い妹が自殺した。

母子家庭で誰よりも家族思いで素直だった妹が。
苦しんでいたとはつゆ知らず素っ気泣く接していた女子高生の姉が自殺の真相を解いて行く。

よくあるイジメの話、何処の国でも同じなのがやるせ無い。

それでも、ただただ重く暗いストーリーにならないのはやはり脚本が素晴らしいと思った。

死んだ妹からのメッセージが後に、母に、姉に、友に伝わり、逆に残された物達を励まし、許す言葉に心揺さぶれた。

そして、女子高生達の名演技!
もう、今はベテラン勢に入る彼女たちの演技と何故か?アイン君の存在、あのヘアスタイルには笑いが出て救われた。

ピアノ曲が心地よく、赤い毛糸が🧶ほぐれていくのが幻想的。

最後の最後に彼女からの声

過ぎてしまえば何でもないでしょ?
乗り越えてくれてありがとう。

死んだ人からこんな言葉…!
そんな訳ないじゃない!(><)
この言葉で一気に涙がでた!


追記
コ・アソン、《グエムル》半地下のポン・ジュノ監督作品に出てた子だった!
チョン・ウヒが好き。
ストーリーは本当に"紐解き"で、妹がいる身としては、姉の気持ちがわかりすぎて痛かった
レク

レクの感想・評価

3.9
誰よりも純粋な妹が家族に何も言わずに命を絶った。
過去を紐解きながら自殺の原因を探る。

‪いじめの加害者と傍観者、伝わらなかった被害者の思い、後悔や自責の念、受け入れられない謝罪。‬
‪"優しい嘘"に覆われた真実がひたすらに重く胸を引き裂く。‬
‪もう二度と戻らないあの時間、その笑顔に号泣した。‬

人との関わりは完全には避けられない。
すべてを許す必要はないし、憎いなら憎みながら生きていけばいい。
時には人間臭く、時には家族の温かみを感じ、時には人間の残酷さや冷徹さを浮き彫りにする人間関係を絶妙な距離感で描いている。

また、具体的な描写が少なく自殺した直接的な理由も明確には明かされない。
何故、どうして死んでしまったのか?ではない。
この物語の中で、何がいけなかったのか?何をしてあげればよかったのか?
これからを生きていく各々の登場人物の感情に観客も同調させるような構成が巧い。

キム・ヒャンギの演技も勿論だが、『無垢なる証人』の監督イ・ハンの手腕も見せつけられた。
miyu

miyuの感想・評価

3.6
普通にいじめが原因で亡くなった妹、っていういじめ映画だと思ったけど
想像以上に深刻だしリアル。
いろんな立場の思いのぶつけあいがあって共感できる場面が多かった。
たか

たかの感想・評価

3.7
ただのいじめ映画じゃない🙁
妹を守る姉同士の言い合い。
家族の絆の強さは異常的…
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