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たかが世界の終わりのmokumokuのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.8
なるほど賛否ありそうな超独特な空気感の
中で繰り広げられるザ会話劇。
とにかくしつこいやり取りがクセになる。

12年前出て行くきっかけからの12年間で
出来たシコリを家族それぞれがそれぞれの
心情で抱えていて帰郷早々からヒリヒリと
した気まずさが淡々と描かれていく。

作中のマリオンコティヤールと同じように
不器用な家族の会話や表情を見て察していく
流れなので観賞後ドッと疲れを感じたが
それを含めて唯一無二の作品かと。

個人的には長く実家を離れているので
ルイの心情や振る舞いが痛いほど理解でき
同時にタイトルのたかが世界の終わりと
ラストシーンがリンクし切なく刺さった。
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