夢

たかが世界の終わりの夢のレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.9
胸がえぐられるような家族の物語。
何度も同じようなニュアンスの台詞の繰り返しはしつこいように感じたし、なかなか自分の死を伝えられない主人公に苛立ったりもしたけど、終盤の大きな家族の衝突のシーンが凄かった。。。
この家族ほど荒れてはなかったけど、確かにうちの家族も昔はよく言い争っていたなぁと自分の家族と重なる部分もあった。
どこの家族でも一度は必ずこういう経験しているんじゃないかなと思う。家族の距離感は他人じゃないからこそ難しい。
でも、さすがドラン。観終わったあとに胸に確かに何かを刻まれたような気がした。
ギャスパー・ウリエルの孤独が漂う佇まいが良かったし、レア・セドゥは可愛かったし、マリオン・コティヤールのおどおどした感じもこの映画では効果的だと感じ良かった。
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