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たかが世界の終わりのKHのレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.5
Mommyの感覚で観に行ったら火傷した。

一貫して『愛』を描き続けているドラン監督。今回は不器用な家族の愛。

家族だから言えることも、家族だから言えない事もある。
傷つけるつもりはなくても傷つけちゃったり、
理解してるつもりが全然解ってなかったり、
血という、無二の繋がり方をしているからこそ、関わり方が難しくなっている。

マリオン・コティヤールの役割が絶妙。初対面のはずの彼女だけが、ルイと対話している。あの表情を写すカットは痺れたなぁー。

名だたる俳優たちを相手に、時に自ら演技して演出する27歳。恐ろしすぎる。

これからも楽しみにしてます。
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