杏仁

たかが世界の終わりの杏仁のレビュー・感想・評価

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.0
家族にとって12年という空白は長すぎたのか、その間にそれぞれがそれぞれの思いを募らせすぎた感。今まで自分なりに家族のバランスを取ってきたつもりの兄からすると、たかが世界の終わりのためにいきなり帰ってこられても的な?みんなそれぞれ思いがあって家族を愛しているからこそ理解するのが難しい。愛情のぶつかり合い。
だから最終的に主人公への理解にいちばん近づいたのが所謂赤の他人である兄の妻なのかな?
ドランは家族を描くのが上手いというか、鋭く抉ってくる。
杏仁

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