たかが世界の終わりのn43takenokoのレビュー・感想・評価

2018.5.9
家の敷地と車の中のやり取りという、至ってシンプルなフランスの会話劇。表情のアップと各々の喋りから個性が伝わってくる。
ドラマチックな展開はなくエンタメ度は低いけど、沸き立つような文化の香りがするのが素敵。
最近手を付けてこなかった「あぁあ人間って...」って曇った溜息出ちゃうような、生きてる人間の熱を感じさせる作品だった。
1時間半位だからまさに丁度良い戯曲。


エリザベスで初めて知ったヴァンサン・カッセルが今や50代というのにもおぉ！っと溜息だ...