たかが世界の終わりのMょんのネタバレレビュー・内容・結末

これは家族関係で悩んでいるときに観たので余計に辛かった。びちゃびちゃにないた。家族がうまくいっている人にとってはあまりわからないのかもしれない、と思った。
主人公は家族になにも告げずに一人で抱えて死んでいくんだろうな、と思うと切ない。みんなそれぞれが家族のことを大事にしようと思っているのにそれがうまく噛み合わなくて観ていてずっと居心地が悪い。家庭に攻撃的な人がいるとすべてがぶち壊しになるのを知っている。でもその人だってぶち壊そうと思っているわけじゃないから、誰が悪いとかもっとこうしたらいいとかそういうことが一概に言えなくて苦しくなる。明らかにイライラしている兄、あまりにも久しぶりの帰省で距離感がつかめず気まずい空気の中、兄の気持ちは無視してはしゃいでる母と妹、初対面の義理の姉。もうここは自分の帰る場所じゃないということがはっきりして終わり、辛い。