健康に縛られた世界、思いやりに縛られた日本。私達にとって、生きていくには‥余りにも苦しい。
小説読んでいないんですが‥好きだなぁ💕
主人公の女の子も赤毛が鮮烈で可愛かった!
プロジェクト伊藤計劃第二弾。
《意志から産まれた凶器》
『ウォッチミー』によって政府に身体の情報を管理され、病気や老いと無縁の世界になった近未来。
ミヤハと主人公トアハは、ウォッチミーに反する同志だった。
ミヤハにとってウォッチミーに管理される世の中は窮屈で息苦しかった。
解放されるには‥死しかなかった。三人は、自殺を試みたがトアハは失敗。
オトナになったトアハは、日本から逃れる為、ラセン監視官となり、健康管理の名目で紛争地帯に!
そんな折、日本に戻ると‥自殺テロが起き、恐怖という不安因子が蔓延。
ユートピアの幻想は、徐々に狂い始め、真の地獄と化した。
百合的表現と、殺伐とした世界の現状が、美しさと上手くハーモニーしてる🌟
邦題の意味が余りにも恐ろしく、地獄の定義も‥苦しみも痛みも、どの国にも意味や存在を変えて有るんだと教えてくれた。
魂の在るべき場所はどこに在るんだろうか。
魂という絶対的信仰は、ある種宗教観に近いものなんじゃないだろうか。
どう伝えれば良いか、分かりませんが‥美しく残酷な世界でした🌟
原作者にとっての魂って何?魂に何故ここ迄こしつしてるんだろう。
ソウルメートは、中々出逢えるものじゃないけど‥相手は良い人だと良いなぁ💕
この作風、マジでどストライクだ!