そーだ

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオスのそーだのレビュー・感想・評価

4.3
※この映画を見る前にこのレビューを見てる方々に
 お伝えしますが、先に前作を観ないと、
 この映画の魅力は十分に伝わりません。

さて、それでは。。。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの続編?

前作のレビューでも書いたけど、
前作の公開が1999年、その後、この映画に登場してた
老ミュージシャンたちは00年代に次々と他界していく。

まさに、ライ・クーダーがそこに光を当てて
世に投げかけようと思ったまさにその時は
もう、ほんとに最後のチャンスだったんだ。
よく間に合ったもんだ。
きっと神が囁いたんだろう。

この映画、事前情報無く観て、
なんでアディオスなのかと思ったら、
バンドとしてのアディオスと、
その他界していった彼らに対するアディオス。

恐らく前作で使われなかった映像や、
その後、映画・アルバムがヒットした後、
00年代の初頭に再度キューバを訪れて撮った映像、
そして、この映画を作るにあたって撮った映像が
ミックスされてるんだと思う。

魅力的な老ミュージシャンたちに一人づつ
スポットライトを当てながら、
彼らがいつ他界したのかを映像とともに
紹介していく場面には心打たれたよ。

あぁ、みんな死んでしまった。

も一度言うけど、ほんと、ライ・クーダーが
思い立って取り上げた時期が
最後のチャンスだったんだ。

そして、若い頃に地元で活躍して以来、
長い間忘れられていたおぢいちゃんたちに
世界で(!)彼らの魅力を伝え、
おぢいちゃんたち自身も、その事を
とても嬉しく思っている。

とてもいい企画だったんだと思う。
自分も、前作で出会った魅力的なおぢいちゃんたちに
改めてお別れできたことは、
悲しいけれども嬉しかった。

この後、若いキューバのミュージシャンたちが
この素敵な音楽を受け継いで、
末永く世界に発信してくれることを願うよ。
そーだ

そーだ