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彼女が目覚めるその日までのwantaroのレビュー・感想・評価

彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)
3.6
難病についての映画は、とてもありがたい。なかなか知るきっかけがないものね。

本人の不安や辛さだけでなく、周囲の家族や恋人や友達の苦しみとフラストレーションが良く描かれていた。

この病気についての映画としては微妙だが、伝えたかったことはどうやらそこではないようなのでOK。

1番良かったのは、難病患者がたらい回しになってしまう苦しさだ。
病気が特定できないために、心因性だと決めつけられたりする現実と、その多さが伝えられている。

実際に難病や原因解明の難しい疾患はたくさんあるし、解決できずに放置される患者は山ほどいる。たらい回しにされて疲れ果てて諦めてしまう人が大多数なのだ。
その中で、このスザンナは本人が言うようにラッキーな氷山の一角でしかない。

苦しみから救われる人が1人でも増えますように。

しかし邦題なんとかならなかったの?
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