難病についての映画は、とてもありがたい。なかなか知るきっかけがないものね。
本人の不安や辛さだけでなく、周囲の家族や恋人や友達の苦しみとフラストレーションが良く描かれていた。
この病気についての映画としては微妙だが、伝えたかったことはどうやらそこではないようなのでOK。
1番良かったのは、難病患者がたらい回しになってしまう苦しさだ。
病気が特定できないために、心因性だと決めつけられたりする現実と、その多さが伝えられている。
実際に難病や原因解明の難しい疾患はたくさんあるし、解決できずに放置される患者は山ほどいる。たらい回しにされて疲れ果てて諦めてしまう人が大多数なのだ。
その中で、このスザンナは本人が言うようにラッキーな氷山の一角でしかない。
苦しみから救われる人が1人でも増えますように。
しかし邦題なんとかならなかったの?