M少佐

500ページの夢の束のM少佐のレビュー・感想・評価

500ページの夢の束(2017年製作の映画)
4.0
 宇宙それは最後のフロンティア。

自閉症の女の子。
仕事をしなからリハビリ施設で暮らす。
人との接し方が解らず感情が爆発してしまうことがあり自宅に戻れない日々。
それでも楽しみはSFテレビドラマ「スタートレック」
スター・ウォーズではなくスタートレック。
その辺のマニアでは太刀打ちできない程の知識を誇り長大なシリーズの単語一つすら暗記している。
そんな彼女に転機が訪れる。
パラマウント・ピクチャーズ
スタートレックの制作会社が番組の脚本の募集を始める。
早速彼女は脚本を書き始める。

ダコタ・ファニング天才。
とにかく良い演技。
その天才が演じるスタートレックマニアの女の子。
本筋は主役の自立への道だが、味付けに終わらないスタートレック愛溢れる作品。
普通に生活していると見逃しがちな事でも、彼女の視点からすると特別な事に見えてくる不思議な映画。
甘くはない題材ですが、見て損のない一本。

「英語も喋れるわよ」
M少佐

M少佐