500ページの夢の束の作品情報・感想・評価

500ページの夢の束2017年製作の映画)

Please Stand By

上映日:2018年09月07日

製作国:

上映時間:93分

あらすじ

『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディの趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉と離れて暮らしている。ある日、『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げるが、もう郵送では締切に間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッドまで数百キロの旅に出ることを決意す…

『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディの趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉と離れて暮らしている。ある日、『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げるが、もう郵送では締切に間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッドまで数百キロの旅に出ることを決意する。500ページの脚本と、胸に秘めた“ある願い”を携えて―

「500ページの夢の束」に投稿された感想・評価

病気や災害・犯罪の被害のトラウマなど
ハンディを抱えた主人公の映画は多い。

特に今年はワンダーという傑作が!
境遇やストーリーは違っても
どうしても比べてしまうなぁ……。

ブリム・ストーンで改めて
ダコタ姉さんには度肝を抜かれたけど、
こちらでもその魅力は遺憾なく発揮されてる。

でも物語の起伏が静かすぎて
感情移入がしづらかったわ。

人生はそこまで上手くいかないぜ、ってことは
重々承知だけど
ラストも含めてちょっと控えめすぎたかな……
ドラマチックなことはなにも起きないし、すごいハッピーエンドって訳でもない。
ただ、その中でちゃんとウェンディは成長してる。

作品通して気になったのはダコタ・ファニングの演技。自閉症100%な他人と目を合わせない感じとか恐怖で一杯な感じの演技もあれば、バスの中でのちっさい子にしーってやる所とか全然自閉症じゃないんじゃない?っていう普通の女の子の演技だったりする。でもそれが妙にしっくりくる。

この映画は自閉症っていうのを前面に出すんじゃなくて1人の少女の成長ってのを描いてるから、普通の女の子としての瞬間をあえてしっかり設けることによって自閉症とかじゃない成長の記録として成立させる事が出来てると思う。
moco

mocoの感想・評価

3.5
ダコタファニングと愛犬がめちゃめちゃかわいいので、それだけでも見る価値が十分ある。
目指すものに向かって頑張っている人が好きだなぁと改めて感じた。
星

星の感想・評価

-
母とレイトショーで。

お客さん全然入ってなかったのがもったいないくらい、あったかい気持ちになる映画だった。

自閉症というのは、病気というより
個性なんだなぁと感じた。
好きなものを追求し続けることは
人生のなによりの充実への最短ルートだし
ひとつのことに真っ直ぐ突き進むことのできる
素直さは武器だと思う。

家族と、支えてくれる人の温かさを
噛み締めたくなる。

ピートのてちてち感がたまらん可愛い!
鮮やかなニットの色も印象的。
ボーダーが胸をじんとさせました。
ドラマティックな展開は抑え、とにかく目的に向かって突き進む姿を淡々と描写。各キャラの掘下げも甘く、何とももどかしい出来なのだが、「スター・トレッ」が主題なのは嬉しく、それに纏わるエピソードは微笑ましい。良くはない人物も出てきて、世間は怖いなあと。‬
please stand by.

物語の世界に浸り尽くすこと、そして物語ることが救いと闘い(それはほんの手の届く距離の何かに手をのばす類の、個人的で最も切実な闘いだ)そものとなることを思い出させてくれる映画。

どうしようもない事柄、どうしようもない境遇、どうしようもない瞬間にこそ刺さる言葉や物語があり、主人公のウェンディ(ダコタ・ファニング)には(勿論、彼女以外の多くのトレッキーにとっても)スター・トレックこそがそれだった。横断歩道を渡ることにさえ怯える(自分を抑制する「ルール」からの逸脱と、それによって齎される癇癪によって他者を傷つけることへの極端な畏れをウェンディは抱いている)彼女が、ルビコンを渡ったのは、ひとえに最愛の家族と「再会」するためだ。そんな彼女の決意と切実さを知る由もない周囲の人々は戸惑い混乱するが、ウェンディの論理は一貫してブレがない。本作が面白いのは、ウェンディが一貫しているがただ愚直なだけのキャラクターではない、という点だろう。それは、自閉症のキャラクターをどのように描くのかということとも表裏の関係にある。ウェンディは自閉症故の特質を誇張したような天才的なキャラクター(個人的に、同日に鑑賞した『ザ・プレデター』の無邪気な描き方とは好対照)や奇人ではなく、日常生活を送るのには大変な困難を抱えてはいるが、機知とユーモアに富んだアツい人物である。観客は彼女の奇特に映る部分に惹かれるのではなく、彼女のひたむきさや意志の強さ、行動力にこそ惹かれるのだ。

主演のダコタ・ファニングは目の演技が素晴らしく、目線の向きだけでなく、その場面ごとに目の表情を変える(表情はほとんど変えない)という謎の技術で見事にウェンディというキャラクターを体現していた。24歳だって!

主人公ウェンディ以外の登場人物も皆良くて、ソーシャルワーカーのスコッティ(トニ・コレット)のキャラクターの絶妙さ、息子との距離感とか、諸々がよい。彼女がウェンディのよき理解者であることを示す仕方もうまいなと思う。また、本作の陰の主役でもあるウェンディの姉:オードリー(アリス・イブ)は、キャスティングが本家スター・トレックへの目配せというだけでなく、ウェンディのような妹とどのように向き合えばよいのかという答のない問を抱えたキャラクターとして物語の背骨を成している。この物語の終わりは、オードリーの物語のはじまりでもあるのだろう。レミーの声ことパットン・オズワルト演じる警官は美味しい役だよなー。

大作ではないし、派手なことも起こらない映画だけど、こういう作品を年に何本かは観たい。
500ページ(472ページ)

自閉症を抱えたトレッキーの女の子、ウェンディが書き上げた脚本を持ってパラマウントへ向かうロードムービー。
地元のマーケット通りを横断したことすらなかったウェンディが己の目的のために広い世界へ飛び出していく。道中のトラブルにもめげずにひたすら前に前に。その健気な姿を素直に応援したくなる。
そして旅を経て、さりげない描写で描かれた「変化」には胸にくるものがあった。
100%のハッピーエンドではないけど、この作品らしい着地で満足。

ダコタん。最近はオーシャンズで見かけたけど、ほんまいい女優になられた。
あとはクリンゴン語を話す警官がものすごく良かった。

製作がJUNOの人なのね。なんか納得。
トレッキーと言うほどではありませんが、長年スタートレックを見続けてきてはいますので、なんだかジンときてそして爽やかな気持ちになりました。ウェンディの姉に対する気持ち、色んな事情でそれを素直に受け入れてあげられない姉の苦悩。現実はそんなに簡単ではなく、いい人や悪いヤツがいて複雑。しかし原稿を届けることで、ウェンディは大きく成長できたと思います。ボーダーのセーターを着て、甥を抱いて、未知の世界に踏み出したのです。ダコタファニング、いい女優になったと思います。
tatari

tatariの感想・評価

3.5
取り立てて悪いところはないけど、引っかかるところもないような、、、スルりとした映画でしたね、、、
スポックに自分を重ね、残された姉との関係を物語へと投影することで、上手く表現できない自分の本当に伝えたいこと、どうしたいかを伝えるという応募したいだけではなく、様々な意味が込められている。
スタトレ好きにも嬉しい映画。
「ワンダー」でのSWといい、今年はそんなんが多い。
凄い良い映画。
趣味一つで世界は変わる気がする。
同じ趣味の人がいれば、それだけで誰でも友達になれる。
警官が良かった。
どんなに無理だと思っても頑張れる勇気の源がある人は強いし、何者にでもなれる、変われる。
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