ものすごくワクワクして楽しいんだけど何か暇でした。目が喜ぶ映画とでも言うのか。
映像は圧倒的でそのバラエティ感がかつてなかったほど。人間、異星人、宇宙の造形、街並み。ありとあらゆるパターンを提示され飽きませんでした。
楽しかったです。
私が印象的だったのはダンサーのバブル。ダンスや七変化で楽しい存在なんだけど、そこに移民としての背負わされた悲しい人生が垣間見れて、展開の中で一番心動かされた人物です。
ここまで書いて、楽しいのにどうして暇なのか分かった。心が動いていないからだ。誰にも感情移入出来ぬまま冒険が進むなか、このバベルとパール人の虐げられた状況が切なくて、そこが特に心に残るシーンでした。
とはいえ、リュック・ベッソンの独特の世界観はやたり圧巻で、映像としての素晴らしさはやはり類を見ないのでないかと思えます！
