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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のKEIのレビュー・感想・評価

3.8
シーザー3部作ここに完結!!

3作目は猿達の人間的弱さ、脆さというのが、
非常に濃く描かれていて、映画冒頭の人間側に付いた猿達や、妻子を殺され復讐に燃えるシーザー等、非常に重たいテーマとなっていると感じました。

特にゴリラのドンキーやウィンターの保身の為に、仲間を裏切る人間的な弱さは考えさせられるものがありますし、ドンキーの迎える最期.....
どうしようも無いクズ野郎がそれでも一握りの何かを奮い立たせて、善行を行うというのが心にくるものがあります。

ウディハレルソンが演じる大佐のバックグラウンドなんかも共感出来ますが、やはり人間はこんな状況になっても互いを殺し合う事しか出来ないんだなと感じました。

ラストは猿達に自然が味方し、恐らく1966年の猿の惑星に出てきたあの土地に仲間達を導き、
そこで息絶えるシーザー。
3作通して猿達側に完全に感情移入している自分からしたら、涙腺大決壊でした。

また、技術の向上も相まって、雪の雫で濡れる毛の表現等、彼らは本当に実在しているかの様なリアリティさには脱帽です。
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