プライ

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のプライのレビュー・感想・評価

4.6
『猿の惑星』の前日譚シリーズ3作目。

猿サイドと人間サイドを満遍なく描いてきた前日譚シリーズの過去2作とは打って変わり、猿サイドに大きくフォーカス。正確に言うと1作目からの主人公シーザーにフォーカス。1作目と2作目のように猿と人間の関係性を通して表現されてきた世の中の普遍性を描くよりもシーザーを中心とした登場人物を近距離で描くことを重視しており、1つの時代を生きようとする猿たちの喜怒哀楽がヒシヒシ伝わってくる。

また本作は、3作に渡って乱世を生きたシーザーの集大成である。猿と人間の両サイドに所属し、人間と共存しては猿の指導者になるという唯一無二の境遇と道程を送ったシーザーの特別な人生(シーザーの場合は"猿生"?)が刻まれる。もはや、偉人伝である。(シーザーの場合は"偉猿"伝?)


⭐評価
脚本・ストーリー:⭐⭐⭐⭐
演出・映像   :⭐⭐⭐⭐⭐
登場人物・演技 :⭐⭐⭐⭐⭐
設定・世界観  :⭐⭐⭐⭐
星の総数    :計18個
プライ

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