人間はどこまで行っても愚かだ。
リブート版最終作、ようやく観れました。
このシリーズ大好きなんだけど、どっと疲れるのです。。
ていうかこの映画、完全に猿目線で観ちゃいます。
猿インフルで人がゆるやかに死滅していく世界においてすらなお、多種族を踏みにじり虐殺し、ゴリラのレッドにドンキーなんて蔑称つけてさげすむ人間が哀しかったり。
前作でコバを諭したはずの憎しみに、今作ではシーザーが捕われてしまう。
この映画で描かれる「戦い」には爽快感など何もなくて、
勝っても負けてもただ虚しさだけが漂っている様な気がします。
唯一の癒しはバッドエイプと、
一種神々しさすら感じるノバがただひたすら可愛らしい事。
「レオン」や「ローガン」でもそうだけど、
無垢と野獣の組み合わせって絵になります。
欲を言えばもっとノバと猿たちの絡みを見たかったかな。
シーザーやコバやノバ。
旧シリーズにも通じる名前が出てきたりと、
旧作への愛も感じられる今シリーズ。
これでいったん終わりなのだろうけど…
この終わりは辛いなあ。。
憎しみに捕われた結果ではあるんだろうけど…
もしシーザーがあの時憎しみにとらわれなければ最後は違ってきてたのにと考えたり。。
うーん、やっぱりこの終わりは辛いなあ。