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ゼイラム2のmitakosamaのレビュー・感想・評価

ゼイラム2(1994年製作の映画)
3.2
ゼイラム続編。といっても基本的な物語構成はあまり変わらない。
ゾーンと呼ばれる仮想空間で、異星人イリアと紛れ込んだ地球人2人がゼイラムと戦う。
今回は更に要素が加わり、盗賊団から奪還した古代の転送装置というアイテムがある。あとイリアと同じ賞金稼ぎでフジクロが出てくる。

イリアと神谷と鉄平は前作に引き続き出演。森山裕子は相変わらず棒読み。
盗賊団の一味のモブの中には開田裕治夫妻がいる。好きだなぁ笑。
フジクロは監督になる前のSABU。演技うまい。

敵は、元々味方のロボットだけど生体ユニットにゼイラムが使われてたから、やっぱり制御出来ずに暴れちゃう。
今考えると、前回敵だった人型兵器が次作で味方になる、という展開はターミネーターに近かったんだな。(すぐ敵になるけど)
続編の作り方として、時期的にターミネーターは意識にあったと思われる。

ゼイラムのデザインも新型に変更。最初は三度笠を被って出てきたから、前作のイメージそのままだった。
笠とマントを取ったらガラッとイメージ変わる。狐のお面をモチーフにした頭部デザインに、ウサ耳まである。でもカッコいい。
プロポーションもスタイリッシュになったんだよね。多分アクションしやすくする為だったんだろうけど、あまりアクション自体は変わってないな。
(そういえば雨宮の鉄甲機ミカヅキでもアクション用に着ぐるみを変えたがアクション自体はあまり変わらなかったな)

全体的に爆破のシークエンスとかは規模が大きくなってる。セットとかもそうかな。

一番の変化はイリアが、神谷と鉄平に対して
心を許してる様になったことかな。イリアに心なしか愛敬が加わり親しみが上がった。
それに比例して神谷と鉄平も少しだけ頼りになる。
神谷が2人を救出する為に自分からゾーンに行くシーン。カッコいいもん笑。

和テイストSFの雨宮ワールド全開。
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