序盤の学生の頃や本屋さん時代の話は恐ろしく動きがなくて思わず寝てしまいましたが、最後の過呼吸から立ち直るエピソードは良かったと思います。
溝端淳平の「辛いこともあるから自分の生を実感できるというのが密教の教えってお前、ヒロイン母乳垂れ流しのまま植物人間状態になってんねんで。それでも本気で辛い事にも感謝できるとか思ってるん？」という指摘に心がポッキリ折れてしまい仏の教えを信じられなくなった伊藤淳史が、「ぶっちゃけ俺もそれが正しいかはわからんけど、でも俺に期待されてる事ってそういう教えを説いていく事だと思うし、自分がいいと思う事をバンバンやっていくスタイルは空海っぽいとイッセー尾形も言ってたし、これからも拙いながらもガンガン良いと思う事をやっていって住職の務めを果たしていきたいと思うわ。」というアンサーを出したのは良かったと思う。
正直そんな事一言も言ってないんだけど俺はそう読み取った。最終的に良かったです。
