カイ

ディーパンの闘いのカイのネタバレレビュー・内容・結末

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

正直どう消化していいのか難しい映画。映画としての完成度は非常に高い。疑似家族が徐々に本当の家族に近づいていく過程は微笑ましく、応援したくなるが、それだけでは終わらない。ディーパン達の生活を脅かす売人達もまた、余所者であることがわかり、両者が傷つけ合う構図は「移民」の問題の深刻さや悲しさを物語っている。また、ディーパンの内面の変化も面白い。戦火の中、妻と子供を失い、「自分の中の戦争は終わった」と語る彼はどうしてあのような結末を迎えることが出来たのだろうか。ディーパンは何を思い、闘ったのだろうか。音楽がNicolas Jaarだったことも衝撃だった。道理で良いと思ったよ…
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