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ディーパンの闘いのveのレビュー・感想・評価

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
4.0
内戦、難民といったテーマを持ちながら普遍的な感情を僕達に持たせてくれる。例えば、異国の地で自分の存在価値を見つけた主人公を、それまで至近距離にいたカメラが初めて遠くから捉える場面。ここで感じられるのは狭い世界が一気に開かれる喜び。
そして、見知らぬ者同士が時間を共にすることで期せずして生まれる愛と葛藤。こういったエピソードにいちいち頷いてしまう。気づけば主人公をはじめ、主要人物たちに親しみを覚え、彼らの幸運を祈るようになっていく。

テーマを軽々と飛び越えるラストの展開にノレるかどうかは大きく別れるだろうけど、穏やかに確実に胸に突き刺さった、、
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