マトリ

神のゆらぎのマトリのレビュー・感想・評価

神のゆらぎ(2014年製作の映画)
4.0
ドラン目的で観ましたが複数の登場人物が時系列を変えて進むストーリーだったのでドランの出番は少なめでした
ドランは末期の白血病でありながら信仰上の理由で輸血ができないため治療を拒む役
その婚約者で同じ信仰をしている看護師の女性が物語の中心だと思われます

病気の人、過ちを犯している人、許されない恋に落ちた人、依存性の人…
ほぼ全員が苦しみながら生きている
見ていて精神的にかなりキツかったです

いつも思うけど神ってなんだろう
どんな選択をすれば人は幸せになれるんだろう
看護師が人を救いたい気持ちと信仰心との間で揺れている姿は辛かった
「魂のゆくえ」のイーサン・ホークを思い出しました

ドラン、アンヌ・ドルヴァル始め役者の演技が全員良かった
とても重い話でしばらく憂鬱にはなりましたがいろいろと考えさせられる映画でした
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