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バトルヒートのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

バトルヒート(2015年製作の映画)
4.0
タイのバンコク。刑事のトニー(トニー・ジャー)は、カンボジアの国境の町ポイペトにあるナイトクラブに、ベトナム人女性ミン(セリーナ・ジェイド)を潜入させ、人身売買組織の情報を得ていた。そのクラブを経営するヤンコの父親こそ、国際的な人身売買組織を率いるビクター・ドラゴビッチ(ロン・パールマン)だった。ある日、人身売買の仲介人を追い詰めたトニーは、ビクターの輸送船がアメリカのニュージャージーに入港するという情報を入手。連絡を受けたニュージャージー州のコステロ警部(ピーター・ウェラー)は、FBIのリード捜査官(マイケル・J・ホワイト)と協力して港の強制捜査に踏み切る。ドラゴビッチ一味と警官隊による激しい銃撃戦の中、ベテラン刑事のニック・キャシディ(ドルフ・ラングレン)はビクターの四男アンドレを射殺。ビクターも逮捕される。事件は無事解決したかに見えたが、アンドレの復讐を誓ったビクターの長男ゴランと次男イワンが、ニックの自宅を襲撃。激しい炎の中から瀕死の状態で救出されたニックは、愛する妻子の死と、ビクターが外交圧力で釈放された事実を知らされる。自らの手でドラゴビッチ一味を始末すると決意したニックは病院から逃走。偽造パスポートを入手し、タイのバンコクへ飛ぶ。一方、トニーたち地元警察は、暴走するニックを追って来たリード捜査官に協力し、その行方を追うが、行く手には人身売買組織の卑劣な罠が待ち構えていた。
シルベスター・スタローンの「エクスペンダブルズ」以降、スタローンやシュワルツェネッガーだけでなく80年代に活躍したドルフ・ラングレンなどのアクションスターが再び活躍し出した。
今回の見所は、ドルフ・ラングレンとトニー・ジャーの共演と対決。
人身売買組織の卑劣さ残酷さが充分描かれているので、ドルフ・ラングレンがバンバン撃ち殺しても、トニー・ジャーがバンバン蹴り殺しても、罪悪感を感じないのが、80年代アクション映画のセオリーに忠実で好感がもてる。
トニー・ジャーの連続膝蹴りが炸裂するトニー・ジャーとドルフ・ラングレンの対決は迫力満点だし、クライマックスの人身売買組織とのバトルはバンバン撃ちまくるガンアクションや敵を蹴りのめすムエタイアクションが炸裂しているし、後味すっきりなアクション映画。
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