主人公の心理状態を撮り方で表現している良作
(2016年映画ランキング 8/50位)
ユダヤ人の死体を処理するためのユダヤ人(ゾンダーコマンド)が息子の葬式を上げるためにイスラム教の坊さんであるラビを探す話。
ゾンダーコマンドの存在自体が近年まで隠匿されていたという事実が何とも言えない気持ちにさせる。
画角が4:3で、常に主人公がアップで映されており、後ろで何が起こっているのかが音声でしか判断できないようなわかりづらい撮り方をしている。これは思うに、
主人公が極限状態で視野が狭くなていることを撮り方で表現しているのではないかと思う。