このレビューはネタバレを含みます
マスターコマンドとして、毎日死体の処理とガス室の掃除をする日々
ユダヤ教では、基本的に火葬はタブーと考えられている
いつ殺されるかわからない恐怖、劣悪な環境、それだけでなく、同胞を流れ作業で殺害する部品の一部とならざるをえないこと、同胞の死体を凌辱する行為を強要されるということへの苦しみ…
彼は自分が逃亡することよりも、少年を埋葬してやるということにこだわったのは、そういったことの象徴のように思えた
気持ちも、人物の目線やフォーカスにこだわった撮り方も、どちらも見終わった後に辛さが残るので、心の余裕があるときにまた観たい